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【ペナンの14日間検疫センターについて】

※本日現在「マレーシア入国の最初の地点での検疫」が義務付けられています。また高等教育のStudent Visa所持者の入国は、KLIAからのみとなっています。それ以外の方は直接ペナンから入国すればペナンで検疫を受ける事も可能かもしれませんが、日本からの直行便が元々ない上に、他国からも便数が限られる事から、KLIAから入国して14日間の検疫後にペナンへ移動する方が殆どなのが現状です。

※渡航の際は在マレーシア日本大使館サイトなどで最新情報を必ずご確認下さい

マレーシア入国時の14日間検疫所、ペナンはレインボーパラダイスホテルが受け入れ先となっています。その状況がペナン州のサイトに掲載されているので主要部分をご紹介します。

現在134人の監視下の人々(以下PUSカテゴリーの人々) が、Tanjung Bungahのレインボーパラダイスビーチリゾートで、必須の14日間検疫を受けています。

134人のPUSには、1人の子供と乳児が含まれています。彼らのほとんどはシンガポールや台湾などからペナンに戻りました。14日間の滞在が義務付けられている人たちは、ペナンに到着した時点ですでに検査を受け陰性であることが確認されています。

症状を示したり陽性反応が出た人は、入国時にすぐに病院に向かうことが保健省のSOPで決まっており、そのような人達が検疫センターに送られることはありません。検疫センターでは厳格なSOPに従っています。PUSは部屋から出ることができません

PUSは指定されたルートで部屋に向かい、通常のロビーからは入場しません ホテルはまた頻繁に消毒されています。安全性を確保するためにSOPが取り決められています。

現在収容されている134人すべてが健康で、今日時点でコビド-19感染症の症状を示していません。

ペナンは、連邦政府のSOPよりさらに厳しいSOPを、6つのセクターで強化しています。ペナン州は、誰もがSOPを遵守し、マスクを着用し、手を消毒し、社会的な距離を置く実践を強く求めます。私たちは満足してはならず、SOPを守らない者に対しては躊躇なく行動を起こします。

ペナンには2つのCovid-19検疫センターがあり、どちらも島内です。現ホテルには検疫用として173室が用意されているため、2番目のセンターは待機所として機能しています。


↑ホテル入口を掃除したり消毒する作業員の姿

レインボーパラダイスリゾートホテルの総務部長Gulab Mahatam Rai氏は、ホテルがパンデミック初期に検疫センターに選ばれていたが、その後に状況が好転し、連邦政府が自宅検疫に切り替えた事を述べました。

「我々は7月24日に政府から連絡を受け、検疫センターになることにまだ興味があるかどうかを尋ねられ、帰国者へのサービスの一環として、この取り組みに参加することに同意しました。」

「これは、企業の国民と政府に対する社会的責任です。私たちはこのパンデミックと戦うために政府をサポートしたいと思っています。」

と、ホテルが7月26日に検疫センターとして運営を開始したことを付け加えました。


↑ホテルロビー

レインボーパラダイスリゾートのGulab氏は

「国家と国民がのために犠牲となり、命を危険にさらしているすべてのフロントライナーに感謝したい。PUSに朝食、昼食、夕食を届ける我々のスタッフも、自らを危険にさらしています。またこのリゾートに滞在するPUSの最善を祈ります」

と述べました。

このように検疫所の情報を隠さず公開するペナン州政府に感謝します。検疫中の皆さんがこのまま健康で、14日後に無事ご自宅へ戻れますように。

在住の皆さん、引き続きSOPを遵守しながら気を付けて暮らしましょう。