今年のチャイニーズニューイヤー(CNY)は1月28日〜29日で、本日が大晦日となるペナンです。
毎年旧正月の頃には猛烈な暑さなのに今年は肌寒い日々が続き、過ごしやすいけど不思議な感じ…とはいえ、街は例年通りCNY一色。
あちこち、とり・酉・鳥・鶏!
華やかな装飾や爆竹・花火などでお祭りムードのCNY、中華系の企業や商店はClose、インターやローカルスクールは中華系に関わらずお休みとなります。
実はここ数年、MangoはCNYになるとホッとするんです。なぜかと言うと、自宅周辺の建築工事もお休みになるから。
↑こんな感じで自宅コンド前後が、新コンド建築現場3ヶ所に囲まれています
普段、月曜〜土曜、毎日7:00頃〜23:00頃まで工事が続きます。
正直言って、相当ウルサイです。だって私がここに入居した3年前、建築中のコンドは1ヶ所だけで、あとは森と低層住宅だったんですもの。平和で静かなコンドだったのに、2年前から森の木を切り倒し、リンクハウスを更地にし、こんな風になってしまったのでした…
でも、工事現場で働くのは、主にバングラデシュやネパール等からの出稼ぎ労働の人たちで、週6日 雨の日も風の日もひたすら労働。住まいは工事現場敷地内に設置したコンテナか掘っ建て小屋で、工事が始まってから2年間、騒音もだけど毎日彼らの環境が気になって気になって仕方ないのです。
↑右上あたりにブルーシートが掛かっているのが彼らの住まい。ちゃんと眠れるんだろうか…
そんなことから、ホッとするのは『工事が止まって静かになる』と同時に『ここで働く人たちが少なくとも2日間は完全休業できる』と言う二つの理由があるのです。せめて、CNY2日間だけでも連休になったら嬉しいなぁ、と。 (マレーシア、国や企業としてはかなりブラックな一面も持ち合わせていて、途上国からの労働者を低賃金で酷使、メイドの虐待、工事現場での事故などもあります)
ただ、CNYでもお休みじゃない仕事もあります。コンドのセキュリティガードさんとか、かき入れ時のレストランとか…でも彼らにも福は訪れます。紅包=アンパオ=お年玉 です!
ペナンの皆さん、高確率で労働者の皆さんに紅包を渡しています。だからきっと、普段は大変な出稼ぎ労働の皆さんも、この時期は少しだけHappyになれるはず!!私も、お部屋の掃除をお願いしているクリーナーさんに紅包をお渡しました。
カンボジア人のAちゃん(20代女性)、1回2時間30リンギット(約780円!)と言う破格の安さが申し訳ないくらいピカピカに磨き上げてくれるので、こんな時には感謝の気持ちを込めて紅包を。
↑長身なのでハシゴなしでのファン掃除もお手の物!のAちゃん
実はAちゃんは二人目で、最初のクリーナーSちゃんから「仕事以外で外出できないので、娘さんが使ってるヘアアイロンと同じものを買ってきて欲しい、もちろん代金は支払います!」と頼まれた事があり、この低賃金に加えて外出もままならない環境だと知り、親子3人衝撃を隠せなかったのでした…。(ヘアアイロンは買ってきてクリスマスプレゼントとして渡しました)
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ペナンで働く皆さん(ローカルも外国人も)、いつも本当に本当にお疲れ様です。
CNY、休める人はゆっくりと、そうでない人もたくさん紅包もらってホクホクになって欲しい!
工事現場の男子’s、日曜日は建物の上でサッカーして盛り上がっています(もちろん柵とか無いから怖い!!)うちの子供たちと犬まで懐いてるクリーナーAちゃんも、仕事は大変よ〜と言いながらいつも明るい。英語も上手なので、彼女からカンボジアの話を聞くのが週1回の楽しみでもあります。
様々なバックグラウンドを持ちながらペナンでたくましく生きる皆さんを見習って、私ももっと頑張ろう。個人レベルでは、国や人種に関係なくフェアな関係を築きたい。そんなことを思う2017年のチャイニーズニューイヤーでした。
どうかみなさんの元にもHappyが届きますように!Gong Xi Fa Chai!!