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ペナン教育移住2年9ヶ月ーインターから中華系私立校へ

「Gong Xi Fa Cai!」(ゴンシーファーチャイ!)

チャイニーズニューイヤーが目前に迫ったペナン、すでに爆竹や花火が始まっています!

↑なぜかアンパオ袋(お年玉袋)だけ集まってくる我が家...誰か中身ください(笑)

↑なぜかアンパオ袋(お年玉袋)だけ集まってくる我が家…誰か中身ください(笑)

娘の転校に伴って5:30am起床→→弁当作り→→6:40am自宅発 と生活が一変し、最近ようやくリズムがつかめてきたMangoです。赤道直下のマレーシア、登校時はまだ真っ暗で月も星もバッチリ見えてるんですー。初登校の前日は寝坊が心配で一睡もできませんでしたw
娘を送った後、日が昇った8:00amに息子の送迎という二重送迎の日々ですが、毎日朝が2回あるような、不思議な感覚にまだ慣れません(@.@)

さてさて教育移住途中経過、①息子・卒園に続いて、娘の転校編です。
※これはあくまで我が家のケースです。こんな方法もあるのか、と参考にしていただければ幸いです。教育方針は各家庭によって異なるのが当然で、自説だけを正当化する主張では無い事をここに明記させて頂きます。

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移住当時は10歳、本来の学年より3学年落とした状態でインター生活をスタートした娘。
前回のご報告(マレーシア教育移住・途中経過②娘編)の後、1年5ヶ月目に1学年落とした状態のYear6までキャッチアップ(11歳)。そして2年10ヶ月目にして中華系のローカル私立校へ、本来の学年であるYear8で転校する事になりました(13歳)。

転校の理由や中華学校について多くの方から質問を受けるので、Q&Aで書いてみますね。

<なぜ転校?インターを辞めた理由は?>

いろいろありますが、主な理由は以下の4つです。

1)英語が一定の目標レベルまで到達できたこと
以前からインター→中華学校 の路線を考えていた事もあり、ここまで基礎英語力が付けばなんとか大丈夫、と思えたのが一番の理由です。もちろんネイティブレベルには達していないし、まだまだ上の英語力は目指していくつもりです。

2)非ネイティブ圏のマレーシアで、英語習得の限界を感じたこと
多民族国家のマレーシアでは英語以外の言語が溢れています。その多様性こそがマレーシアの魅力ですが、英語に特化して考えた場合、やはりネイティブ圏には劣るのは事実(だからこそ学費が安いのですが…)言語習得は「文化や生活も含めてワンセット」なので、英語だけで受ける教育に限界を感じ始めていました。

3)中華文化+中国語が学べる環境がすぐ近くに
中華系住民7割と言われるペナン、中国語をはじめ文化や伝統・生活様式があらゆるところに溢れています。住んでいてコレを活かさない手はないと思いました。私自身、子供の頃から中華圏の文化に深い関心を持っている事もありました(これ、機会があったら詳しく書きたいと思います)。

4)学費の安さ
各学校やカリキュラムにより若干異なりますが、概ねインターよりかなり安いです。ただ勉強内容や校則は非常に厳しく、一定以上の成績を取らないと容赦なく落第なので、学費だけで気軽に決められない一面もあります…。

<転校って大変じゃない?>

はい、とっても大変でした!!理由は大きく分けて3つあります。

1)中国語の準備と2校の受験
転校すると決めた昨年5月から、中国語のTuitionを開始しました。インターのサマーホリデー中は毎日通いました。実は…最初に入学が確定して既に入学金も支払い済みだった学校から、思う所あって新たに別の学校を受験し直したんですね。なので二重の手間が発生!でも心から納得して転校させたかったし、最終的に決めた今の学校にはとても満足しています。

2)転校元と転校先、両校での事務手続き
退学に伴う事務手続きと新たな学校での事務手続き。特にウチは2回転校した形となってしまった為、毎日のように3校の間を往復していました(苦笑)

3)娘のメンタル面
既に中学生ともなると、何といっても友人が一番大切な時期なんですね。慣れ親しんだ学校、男女や国籍を問わず仲の良いクラスメイトに恵まれ、毎週の様に集まって遊んでいた友人達から離れてしまうこと、私も非常に辛かったです。本人も納得していた転校だけれど、最後の1ヶ月は毎晩泣いていましたね…転校する事のメリットだけをひたすらイメージし、娘の気持ちに寄り添いながらギュッと抱きしめる日々でした。

↑最終登校日、友人や先生たちが制服に寄せ書きをしてくれました。温かいメッセージに涙...中にはわざわざ辞書を見ながら日本語で書いてくれたタイ人のクラスメイトも!

↑最終登校日、友人や先生たちが制服に寄せ書きをしてくれました。温かいメッセージに涙…中にはわざわざ辞書を見ながら日本語で書いてくれたタイ人のクラスメイトも!

<そもそも中華学校って、何語で勉強するの?>

基本は中国語です。ただ学校によってIGCSE(ケンブリッジ式)のクラスもあり、そこは全て英語での授業となります。でも、朝礼や学校からのお知らせなどは、ほぼ100%中国語です。
ちなみに娘の学校はUECというカリキュラム。今の学年は中国語と英語での授業が半々の予定ですが、その割合は学年によって変化します。

<英語に中国語、そんなに教育言語を増やして大丈夫なの?>

正直言ってわかりません。以前の記事でも触れた様に、英語も日本語も中途半端、また所謂「セミリンガル」になる可能性もあるでしょう。これバイリンガル関連の書物によく出てくる説だし、実際、学校視察ツアーのお客様にもその可能性をお伝えしています。でも我が家は多分…真っ当ではないので(笑)、中国語教育にトライする事にしました。無理だと思ったら途中で軌道修正すれば良いし、ぶっちゃけ、「人と違ってなんぼ」 で、「中途半端上等!」 だと思っています。スミマセン、何度もいいますが我が家は真っ当じゃないので、どうか参考までに…(笑)。

ただ確実に言えるのは「英語+日本語が出来る人材は、腐るほど居る」という事。
特に日本へ戻る予定の無い我が子たちの場合、英語だけではちょっと弱いなと感じていたので、子供の可能性を信じて挑戦する事に決めました。もちろん、中国語の将来性を十分すぎるほど感じている事も理由です。

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…という感じで一悶着も二悶着もあった娘の転校ですが、今はなんとか落ち着いています。
転校前は泣いていた娘も、初日から「楽しかった!」と思いがけない反応♫ これも最初のインターでいろいろ鍛えられたおかげだなーと、新しい環境に軽やかに適応していく娘に、目を細めるのでありました。

[これから留学をお考えの方へ]
英語だけに特化するなら、やはりネイティブ圏を断然お勧めします。
でも多様性を肌で感じたり中国語など他の言語も学びたければ、マレーシアも十分アリだと思いますよー。考え方は様々で、お子さんの資質によっても選択は異なるでしょう。親御さんご自身がよーく我が子を観察して、それぞれの可能性を探るのが一番です。その結果、もし我が家のように中華系の教育をという奇特な方がいらしゃれば、ぜひご相談くださいね。これから少しずつ、中華学校の様子も記事にしていきたいと思います!