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ペナンの公立診療所 'KK' で診察を受けてみた

先日、息子(7)が超久々に高熱を出しまして…
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↑39.6℃!熱のほか、喉の痛み・咳・鼻水・頭痛・めまい・腹痛など。
38〜39℃台を繰り返して2日目夜には下がりましたが、
・娘のTutorが先週デンギー(デング熱)にかかっていたこと
・我が子たちは3年半前にデンギー(らしきもの*)にかかっていること
・2回目の発症は’デング出血熱’のリスクが高まる
といった経緯から、病院でデンギー検査をしてもらうことにしました。
*らしきもの=診察時にはすでに熱も下がっていて血液検査を受けず、病名を特定しなかった為。ただし医師の診断は、症状から’ほぼ100%デンギー’との事でした。
で、思い立った18:00すぎに私立の診療所を訪れたものの、すでに検査ラボが終了で検査できず…以下、インド系おじいちゃんドクターからの提案。(口調はイメージです:笑)
「検査したかったら、明朝また来るんじゃぞ。ところであんた、会社が払うの or 自腹?自腹なら、血液検査と診察でRM155(約¥4,400)必要じゃよ。高いし、近所のKK(ガバメントクリニック)行きんしゃい。診察料RM1(約¥28)。あ、でも外国人か。別料金必要でもウチより安いじゃろ。」
…ということで翌朝、政府の運営する’公立診療所’へ行ってみることにしました。
以前から興味はあったので、初潜入にワクワク♫(笑)
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↑場所はタンジュンブンガ地区、’KK’ってそういうことね〜と納得(^ ^)
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↑入り口、この日は8:30amの時点で椅子に座りきれない人たちが外に溢れていました
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↑入ってすぐ左側は歯科受付
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↑その先すぐが受付窓口。マレーシア人はMYKAD(国民のID)を、外国人はパスポートを提出します
<受付〜診察の流れ>
パスポート提出後30分で名前が呼ばれ、住所や電話番号などを登録(初回のみ)。
外国人のみ診察費*(RM40)を支払い、診察券と番号札をもらう。
   ↓
息子の番号まで7人(電光掲示板に番号が表示される)
   ↓
45分後、名前が呼ばれて診察室へ
   ↓
ドクターの診察
   ↓
再び受付にて検査費(RM40)を支払い、血液検査の部屋へ
   ↓
検査結果を受けて再診察
   ↓
薬の処方(我が家は受領せず)
といった流れでした。トータル約2時間、費用は合計RM80(約¥2,300)。
*何らかの長期滞在VISA(就労・学生・保護者・MM2Hなど)を持っている場合でも、外国人は一律RM40だそうです。
で、肝心な検査結果がこちらなんですが…
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以下、Dr. Nizam氏(男性、推定35歳)の見解。
「うーん、どうかな〜白血球の値をみる限り、デンギーじゃない気がするよー。明後日もう1回来てね。え?そそ、もう1回血液検査しないと分かんないからね(これを聞いた息子、泣き出す)。また熱が上がったり、容態おかしかったら明日連れて来てねー。」

…ということで、デンギーかどうか、またもや不明という結果!!
熱も下がってるし、また針刺して痛い&怖い思いさせるのも可哀想だし…もういいか、と結局前回と同じ結論に至ったのでした。( ´Д`)
興味のある方のために(居るのか?!)一応公立診療所のことをまとめておきますね。

ペナン公立診療所’KK’

・設備は悪くない、医師の診察も私立と大差なく丁寧。
・施設内表記と書類は全てマレー語。
・ドクターは100%英語OK。受付スタッフも片言英語OK。
・外国人は診察費として毎回RM40の支払いが必要(薬代も含まれる)。
・診察とは別に検査や処置が必要な場合、別途支払いが必要
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 ↑
上段:月〜木曜 8.00am-5.00pm
中段:金曜 8.00am-12.15pm / 2.45-5.00pm
(12:15-2:45pmは礼拝でCLOSE、政府系施設は全て同様です)
下段:土日祝はCLOSE
ドクター・スタッフ共にほぼ皆さん英語ができるので、私立診療所とほぼ同じイメージ。
患者さんも中華系・マレー系・インド系がほぼ同比率でした。
なんか、勝手に抱いていたイメージよりずっと好印象〜!
診察&検査の前に全て’前払い’ってところも明瞭で気に入りました。
料金は検査や処置内容により異なりますが、受付に貼ってある料金表で診察前に確認することが可能です。私立病院だと最後の会計時にビックリ!のケースが多いので、納得して受診できるのは良いな、と。
待ち時間に関しては、ローガンライやアドベンティストなどの総合病院でも、同じく長いですね。
・同じ待つなら安い方がいい
・薬をたくさんもらいたい
・よりローカルに近づきたい

という方には、公立診療所オススメです。
ただし外国人の場合最低でもRM40は必要なので、我が家の様に薬が不要な場合は私立の方が安いかも。
ウチは抗生物質や解熱剤など西洋医学の薬は投与せず、今回も薬は辞退して’検査のみ’でお願いしたこともあり、’薬代込み’はメリットにはならず、なのでした。
ちなみにどうしても投薬が必要な場合は、中華系の漢方薬局で生薬を処方してもらっています。あと今回、友人から教えてもらった‘豆腐パスター’なる民間療法を試したらすごく効きました!簡単&安全なので是非お試しを〜オススメです。
マレーシアには’国民皆保険’の制度が無い代わり、国民一律RM1(薬代込み)の公立病院でカバーされているんですね。施設の充実度や医師の豊富さを重視する人は、民間の保険に入って私立総合病院へ通う方もいます。懐具合に合わせて選べる仕組み、と言えるでしょうか。今回訪れた’KK’のような小さい診療所の他、ジョージタウンには公立総合病院の’Penang General Hospital‘もあります。
以上、ペナン公立診療所の潜入レポートでした!
ペナンには日本語通訳が常駐している総合病院もいくつかあります。
ローガンライ病院で甲状腺検査を受けた時の過去記事をどうぞ。(料金など、現在は変更されている場合もあります)

<後日談>
解熱後の発疹も出ていないので、今回はデンギーではなかった模様。でも出血熱が怖いので、次回のために慌ててデング熱保険に申し込みました!まだ保険屋さんから返答ないけど、無事加入→保険使用の際には記事にしたいと思います。
そしてローカルママ友曰く、今インフルエンザA型が流行中だそうで、もしかしてこっちだったかも?!(南国でも流行るんです〜)皆さんもお気をつけください!