マレーシアから世界とつながる

保育園コンサートで思ったこと

先日、息子が通う保育園のコンサート(発表会)がありました。
個人経営の小さな園ですが、今年が15回目のコンサートとの事。
ローカルカリキュラムの学校は1月から新学期なので、卒業式も兼ねたイベントなのです。
さてさて…発表会と言えども、ここはマレーシア。
集合時間に集まる子どもはまばら、それどころかスタート時間の19:30にやって来た大物親子も(笑)そして予想より意外と早く?!30分遅れで始まり、
幕が半分しか開かない、音楽が途中で止まったので3回やり直し
等々ツッコミ所が満載のコンサートとなりました!
でも「これはあり得ないでしょ〜w」等と心の中で思いながらも、不思議と予想以上に楽しい時間だったのです。
この園は、中華系・マレー系・インド系のマレーシアンがほどよくMIX、外国人は息子を入れて数名だけ。
学齢や男女別でのパフォーマンスなので、当然ながら中華系マレーシアンがインド舞踊を踊ったり、インド系マレーシアンがニョニャクバヤを着て演技をしたり。それぞれ自分のルーツとは別の演技をする子どもも大勢いました。
モザイク国家マレーシア。
一見、全ての人種が上手く共存しているようにも見えますが、実情はちょっと違う様で。
大人の世界ではそれぞれの系統別に、お互い複雑な感情があるのだそうです。
でもでも、子どもたちにそんなことは無関係!
ある子は緊張で最後まで棒立ちのまま、またある子は大勢の観客を前にずっと大泣きで…そんな姿もまた微笑ましく、どの子も練習してきた成果を出そうと一生懸命でした。(日本と同じですね^^;)
学校等でお互いのルーツが入り混じる事、マレーシア国民の間では日常なのでしょう。
でも外国人の私は、それらを改めて目の当たりにし、
「互いの違いを認め合う」
ということについて深く考えさせられたのでした。
どこの国でも子どもは希望であり、宝だなぁ…とつくづく思います。
そして、日本と違ってグダグダ進行の発表会でもw 子どもはそれなりに満足だし、
親も子どもの頑張る姿が見られればそれだけで幸せになれるのだな、ということがわかりました(笑)
たくさんの子どもたちから栄養補給してもらい、感謝の1日でした^^