マレーシアから世界とつながる

九皇大帝2013

毎年旧暦の9月1日から9日間に渡って行われる「九皇大帝」
中華系の道教の祭事で、期間中はあちこちでベジタリアン屋台が開いていました。
今年は10月5日〜13日で、残念ながら終了してしまい事後レポートになりますが、
写真で少しご紹介しますね!
街のあちこちに黄色い三角旗が立ちのぼり、中華寺院の隣接地には “素食”(ベジタリアン)レストランが出現。ホーカーでもベジタリアンメニューが増えたり、特設ストールが出来たりします。
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ホーカーでお馴染みのメニューも、お肉類抜きで作られています。
信者でないMangoでも普通に買うことができました^^
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街の経済飯と同じ様に見えますが、お肉類は一切無し。この日は白いご飯+揚げ豆腐、青菜、サツマイモの揚げ物、茄子の味噌炒めを選んでTake away(お持ち帰り)しました。珍しくどれも薄味で美味しかった!!
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湯葉や豆腐の揚げ物もあるし、タレやスパイスが効いている料理が多いので、
ベジタリアンと言っても全く物足りない感じはしないです。これならずっと菜食続けられるかも?!
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信者の方は期間中、身を清めるために肉食を断ち、また一部の信者は白装束に身を固めて顔や舌に針を突き刺したりのパフォーマンスもあるそうです。ん?これってヒンドゥー教の奇祭「タイプーサム」と似てますね。元を辿れば同じ神さまですものね?!

この「九皇大帝」、昨年までは中華系だけの祭事だと思っていましたが、
一部のインド系マレーシアンもやるんだよ、とローカルの友人から聞きました。
そう言えば「交通安全のインド系寺院」になぜか中華系マレーシアンがお参りに来ていたり?!

中華系とインド系の宗教的繋がりには深いワケがあるのかも?もともと仏教はインドが発祥地だし…
私自身は親の影響で仏教への傾倒が深いのですが、旅行で訪れたインドやネパールではヒンドゥー寺院にガツンとインパクトを受け、モロッコではマドラサ等のイスラム建築に魅了され…と、宗教建築全般に惹かれるものがあります。なので他宗教の混在するペナンはまさにパラダイス!!なのです^^

ちなみに明日はイスラム教の祝日で「ハリラヤハジ」。ナショナルホリデーで学校も休みです。
別名犠牲祭とも呼ばれ「預言者アブラハム(イブラヒム)が息子を生け贄として神に捧げた、その忠誠心を称える日」とのこと。牛や羊を生け贄にするそうですよー。

多民族のマレーシア、それぞれの宗教行事を祝日に取り入れてその都度学校はお休み^^;
ただでさえ授業日数の少ないインターナショナルスクール、休みの多さは悩みの種ですが、
でもせっかくの機会なので、子供たちと一緒にそれぞれの宗教・行事に関心を持って調べ、
可能な限り参加させてもらっています。
外国人がそういった行事に参加する事を、ペナンの人は大らかに受け入れてくれます。
とてもありがたいです!