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有益?可哀想?マレーシアの転校事情

先日、メンバー間で「子どもを転校させること」が話題に上がりました。

マレーシア移住を検討中の方なら「マレーシアでは転校はしょっちゅう」という話を聞くかと思うのですが、これ本当です。学期や年度変わりには、必ず生徒の入れ替わりがあります。ローカル・留学生問わず、多くの生徒が転校を経験している様です。

転校はふた通り

まずマレーシアに移住する際、転校の可能性は以下の二通り。

 1)【日本→マレーシア】移住に伴い、日本の学校からマレーシアの学校へ転校(編入)
 2)【マレーシア国内】何らかの理由で、最初に入学した学校から他校へ転校

1)はもう、移住すると決めた時点で、学齢期のお子さんはどうにも避けようが無いですね。

主に話題に上ったのは 2)の方です。というのも、読者の方からのお問合せで

「最初は日本人学校に入れて、その後インターへ転校することを検討中」

という記述があって。恐らく「日本人学校に通いつつ、塾などで基礎英語力を付けてからインターへ」と考えていらっしゃるのかな?と推測しますが、これに対してメンバーからは、

 メンバーA:「親の都合で学校を変わるのは子どもを振り回す事になるのでは?」
 メンバーB:「日本人学校・インター両方に人脈が作れて良いのでは?」
 メンバーC:「かつて日本で転校を経験し、親の都合で振り回すのは勘弁してくれと感じた」

…など、様々な意見が出ました。

で実際はどうなんでしょう?私の知る範囲で、転校のケースをあげてみますね。

ケース1)日本人学校からインターへ

お問い合わせと同様のケース。友人のお子さんは小学校低学年から家庭教師を付けて英語学習を開始、中学卒業後にインターナショナルスクールへ編入。当初は勉強のキャッチアップがかなり大変だったそうですが、本人も覚悟の上で後悔は無かったそう。
いま現在もこの方法でインター編入を控えているお子さんを何人か知っています。

ケース2)インターから他のインターへ

誰をモデルに話せばいいか分からないくらい、Mangoの周囲にも多いケースです。共通して言えるのは、

・転校にまつわる両校での事務手続きが結構大変
・学校のシステムや教師とのコミュニケーションがイチからやり直しで大変
・授業に付いて行けるだけの基本的な英語力があれば、勉強に関してはそれほど心配ない
・どこのインターにも転校生が大勢いる(ので浮かない)

という点でしょうか。以下はあまり日本人には関係ないかも?だけど、参考までに。

ケース3)インターから中華学校へ

韓国人親子。あらかじめ数年前から「Year5からは中華学校へ転校するよ」と子どもに言い聞かせていたそうで、お子さんも「(勉強が厳しい)中華学校は行きたくないー」と言いながらも、最後は諦めて転校(苦笑)。でも転校先には韓国人生徒がたくさん在籍している事もあり、すんなり馴染んでいるそうです。

ケース4)中華学校からインターへ

中華系ローカルファミリー。本人の意思で「英語を軸に学びたい」ということからインターへ編入。中華学校の方が圧倒的に先取り学習の為、勉強に関しては全く問題無し(というより飛び抜けて優秀!)。

結局、転校が有益かどうか?は、そのお子さんの「英語力」や「資質」によるのかな、と。
ただ転校することは、親子共に相当エネルギーが必要なのも事実。マレーシアの保護者はそういった手間をも惜しまない、という意味で相当に教育熱心ですよね。

個人的には 2)【マレーシア国内】での転校は「子どもの適性を見極めて、親が苦労を惜しまなければ」何とかなりそうな気がします。

むしろ大変なのは 1)【日本→マレーシア】 の方じゃないかと…(特にオトコノコ)。

女子は新たな環境でもすぐに馴染むし、オンナは強し。何だろう…本能?!
一方男子は優しくて繊細で、それゆえに難しいケースに陥る場合も…我が家の5歳児を見てもそうなんですよ。可愛いけどヘタレです(T T)。もちろん、問題なくすんなり馴染める子も居ますが。

転校で大事にしたい3点

でも男女問わず様々なケースを見聞きする中で、どの転校にも当てはまる大切な3点に気付きました。

◆親子で十分話し合い、本人が転校の必要性を理解していること

一番関わる子ども自身が心から納得しているかどうか?いくら親が善かれと思って決めた転校でも、本人が納得していなければ何か問題が起こった時に挫折しがちです。逆に本人が目標を定めていれば乗り越えて行けることも多いようです。

◆一旦決めたら親が途中でブレないこと

何かあるごとに「自分の考えが間違っていたのでは?子どもに可哀想な思いをさせているのでは?」と親が感じてしまう事も。私も今まで何度かくじけそうに…(5歳息子)。
でもそんな時こそ腕の見せ所。気持ちを受けとめつつ、いかに子どものテンションを↑UP↑していくか、様々な工夫で乗り切りましょう。時には目標という名の「ごほうび」を用意してみたり☆ 詳しくは ☞こちら

◆新しい学校や友人関係も、親が積極的にフォローすること

必要以上に親が口を挟むのは不要だけれど、子どもがストレスを感じている時は親のHelpが重要。
疑問があれば学校に出向いたり、友だちを家に招いてコミュニケーションをスムーズにしたり。
頑張っている子どもに対して親がバックアップできる事は少なくないはずです。

子育てに正解がないように、学校選びや転校に関しても正解なんて無いんだと思います。
時には

「ごめん、間違ってたから軌道修正!」

なんてこともあるかもしれません。親だって人間だから。それを正直に話して、子どもと一緒に再考すれば良いんじゃないでしょうか。

ちなみにMango自身も、小学5年生の時に日本国内で転校を経験しています。
新しい土地、友達が1人も居ない学校、確かに不安だったけど、何故か

「どうせ自分のこと誰も知らない所へ引っ越すなら、なりたい自分に生まれ変わろう!」

と思いました。自己プロデュース&自己暗示です(笑)そして不思議と本当に変われたんですよ。全部じゃないけど、なりたい自分に。鮮烈に覚えています。(よほど前の自分にコンプレックスがあったんでしょうね^^; )

ある意味、転校はものごとが好転するキッカケにもなり得る、ということですね。

お子さんに合った学校・教育プランを、一緒にとことん考えます。
悩んだらどうぞご相談下さいね!

インター関係、こちらの過去記事もどうぞ!
英語教育 or 日本語教育?
日本でもできる子どもの英語学習
マレーシア教育移住・途中経過①息子編
マレーシア教育移住・途中経過②娘編