マレーシアから世界とつながる

ネイティブ英語とグロービッシュ、通じればどちらでも良い?!

大変ご無沙汰してます!
新年もスッカリ明けてしまいましたが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

この年末年始、我が家では夫が2週間ペナン入りしていたと同時に、読者の方もたくさんペナンにいらして下さり、学校や生活オリエンテーションのガイドをさせて頂きました。サポートしている方々の新生活も落ち着きつつあり、ようやく一段落。ホッとしたところです。

実は今回、ある方のアテンドの際に「ネイティブ英語とグロービッシュ」について深く考えるキッカケを得ました。グロービッシュ=非ネイティブの共通英語ですね。
ご要望に沿った「ネイティブ比率の高いインター」を視察してまわり、実際ネイティブの方に学校の様子を細かく観察して頂きました。非ネイティブの私では気付けない事が本当に多くて、とってもとっても勉強になったんです!!ペナンのインター各校について、さらに深く知る事が出来ました。ありがたいことです。

実はMango、個人的には「欧米白人至上主義は終了、今後は新興国・グロービッシュが主流になる」と考えています。

基本的にこの考えは変わっていないのだけど、今回のアテンドで数日間ネイティブ英語にどっぷり浸かり、クリアな発音&正しい文法の英語の中で長時間過ごし、自分の英語がテキトウ過ぎる!と深く深く反省…(私のは基礎英語力が低いだけで、グロービッシュとは関係ないかも–;)
また街中のマングリッシュを改めて観察してみて、英米生活長い方が感じるという「不快さ」も、ほんの少し分かったんですよ…やはりキレイな文章+言葉は、聞いてて気持ち良いものなんだなーと身をもって実感した次第です。なぜネイティブ英語が気持ちよく聞こえるのか?は上手く説明できませんが…なぜだか比較してそう感じたんですよね。最初に学んだのが英米語だったから、かもしれません。

ネイティブ英語にこだわる理由

その一つに「英語の発音によって賃金が決まる」という問題があります。全世界ではないけれど、発音の差が給与の差に結びつく国や職種もある、という現実。子どもたちが将来どこでどんな仕事に就くかによりますが、これを踏まえて学校選びをする親御さんがいらっしゃるのも事実なのです。(但しネイティブ比率の高い学校=学費も高額)

ネイティブ比率の高い学校は、やはり綺麗な発音が身に付く確立が高いです。
ただし生徒にはローカルや留学生も含まれ、100%ネイティブというワケではないので、
仲良くなるクラスメイトが非ネイティブの可能性だってあります。
そして街中に出れば「ほぼ100%が非ネイティブ」の環境です。油断すれば「OKラー!」の世界(笑)

逆にローカル系のインターでも、英米に近い発音を身につけている生徒もいます。
海外大卒の教師や、生まれも育ちもペナンなのに「ネイティブ並」の教師が居る学校も。
アジアからの留学生が多く様々な英語に触れる機会がありますが、この善し悪しは好みの分かれる所かと。あ、仮にもインターなので、文法は正しく教えていますよ。
*上記はペナンのインターに関する情報です

ローカル系とネイティブ比率の高いインター、どちらが良い?

これはもう各ご家庭の考え方とご予算次第、双方にメリット・デメリットがあり正解・不正解はありません。いずれの学校に通っても子どもの頃から「多種多様な人種と英語がある」と知っている事は大切で、今後の人生において、それは十分アドバンテージになり得ると思います。そして何より読み書き、英文エッセイがネイティブ並みに書けること、大学受験資格を得られること。発音や会話だけなら英会話教室で十分、わざわざインターに通う意味は無いのですから…。

ただ、各ご家庭で方針を整え、学校の特色を知っておくことはとても重要なんですが、学校への過度な期待は禁物じゃないかなーとも思います。どこの国のどんな学校でも頑張っただけ結果はついてくるし、怠ればシビアに判定が下される…。我が子のケースや、さまざまな事例を見聞きするたび、そう感じています。

アジア人が各国で受ける差別

実はMango、世界のアチコチを一人旅し、白人の有色人種差別を目の当たりにしてきました。被差別経験もいっぱいあります。食って掛かった回数は数知れず、言い返せず悔しい思いもたくさんしてきました。もちろん良識ある白人の方も多いし、実際ここペナンで仲良しのヨーロピアン友人も数名居るんです。

でも、悲しいかな(無意識に)差別意識を持つ人が多いのが現実で、それをどうしても感じてしまう。なので「別に彼らに合わせなくてもいいんじゃない?今や英語は世界の共通語なんだから」という思いがずっとありました。でもこれはきっと、私自身のコンプレックスの裏返しでもあるんでしょうね。そしてグロービッシュが主流に、というのも予測であると同時に半分は願望かもしれません。いつまでも差別されっぱなしじゃないぞ!という。

ご存知の方も多いと思いますが、マレーシアは外国人に優しい国です。
発音が悪くても、文法が間違っていても、あたたかく気長に耳を傾けてくれる人が多い。
でもそれに甘えて、そしてマングリッシュに偏り過ぎている自分に気付きました。何事もバランスが大切だなー、と。なのでMango、2014年の目標は「正しい英語を話す!」
週2回、ネイティブ教師の元で英語をみっちり鍛え直す事にしました。人生初の英語学校通い、今から楽しみです!

英語学校のテキスト!

英語学校のテキスト!

・・・・・・

と、こんな感じでお客様に教えて頂く事がとっても多い日々なのですが^^; まだまだあります!
ある方は船旅の達人で、「ロイヤルカリビアン」というおススメのクルーズツアーを教えて頂きました。船旅は高価なイメージがありますが、食事やエンターテイメントも全て含まれ、意外にお値段も手頃だそうです。いつかぜひ挑戦したい!

また別の方からは「air bnb」という、ホームステイサイトの情報を。これを利用して超豪華な一軒家(NZ人宅)にステイされたそうで、写真を見たらもう夢の様なお宅!キッチンや洗濯機が使えるのもポイント高いし、何より家主との交流が楽しそうです!

ペナン移住前にフィリピンへ語学留学する、というご家族にも会いました。このファミリーの固い決意も、私の正しい英語習得熱を後押ししてくれました!他国のインターに通った方々の壮絶な(!)お話も伺い、いろいろ聞くとマレーシアってホントに恵まれた環境だなーと改めて思うのでした。また素敵な情報を教えて頂いたら、みなさんにシェアしますね♫

[お知らせ]
昨年秋、grobal edu という教育サイトに、ペナンのインターについて寄稿しました。 →こちら
娘の通う、ローカル系のインターについての記事です。経験談として学校選びの参考になれば幸いです。様々な情報を取捨選択しながら、各ご家庭の方針を固めていただければと思います!