付随VISAはNG、でも滞在延長の裏ワザ?!

※2017年4月現在、下記のスペシャルパスは発行停止となっています。VISAは常に最新情報をご確認ください。
先日の記事でお伝えした「未就学児、付随VISA不可の可能性」について、ペナンのイミグレーションオフィスで確認してきました。結果は、残念ながらやはり不可…(> <) 受付〜VISA発行まで３つの部署で確認して統一の見解でした。イミグレ職員に直接確認した内容をお知らせしますね。
※この付随VISA、実際は保護者VISAと同じ「Guardian Pass」にカテゴライズされますが、便宜上ここ　では付随VISAと書きます。
◎付随VISA（Dependent Pass）の発行停止
・２０１４年３月１日より施行
・既に付随VISAを持っている児童の Renew（更新）もNG
・年齢に関わらず付随する弟妹全てに発行不可（本人が他のVISAを取得する必要有り）
解決策としては、以前の記事でもお伝えした下記の２通りとなります。
１）未就学のお子さんが該当年齢以上なら「インター付属の幼稚園」へ入学（本人が学生VISAを取得）
２）親がMM2H または 就労VISAを取得する（親のVISAに付随）
いずれも無理な場合は、対象のお子さんだけ観光VISAでの滞在（期限９０日）となります。
９０日毎に国外へ出国する「visa run＝ビザラン」を繰り返すしか無いのですが、何らかの方法でVISAを取得出来るまで長期間ビザランし続けるのは大変だし、金銭面での負担も大きいですよね。
そこで少しでもその負担を軽減するために、ちょっとした裏ワザをご紹介したいと思います。
イミグレーションオフィスにて申請可能な、その名も「スペシャルパス」。
◎スペシャルパスとは？
・滞在期間の延長（３０日）が可能
・延長料金はRM１００／１回
・最大２回まで（合計６０日）延長可
・２回目の延長以降は、滞在期限日より前に一度出国する必要あり
＊2015年11月2日更新、スペシャルパスは日数が30日間より少ない日数分しか貰えないケースも出ていますので、ご注意下さい！
…いえ、正確には裏ワザでも何でもないんですけどね（^^;）
今回の規定変更とは全く関係なく、以前から認められている正規のVISA延長方法です。（オーバーステイになってしまいそうな時、つなぎのVISAとして申請）Mangoも以前取得した事がありますが、今回イミグレ職員に訊ねて、このスペシャルパス＋ビザランの組み合わせで「最大１５０日間連続滞在可能」という確認が取れたので、必要な方は是非活用して頂きたいな、と思った次第です。

【 例）４月１日にマレーシアへ観光VISAで入国し、６月２９日が滞在期限日の場合（９０日）】
①６月２９日にスペシャルパスを申請（１回目）→７月２８日まで滞在期間延長（３０日）
　　　　　　　　　　　　　　　
②７月２８日に再度スペシャルパスの申請（２回目）→８月２６日まで滞在期間延長（３０日）
　　　　　　　　　　　　　　　
…で合計１５０日間の滞在期間確保、となります。
なんと驚いたのは、一度出国すれば「スペシャルパスの申請は２回まで」の条件は一旦クリアされ、上記を繰り返すのも可能という事。つまり、年２回の出入国で合計３００日の滞在期間が確保可能となります。
うーん、結局出入国の必要性は変わらないものの、これなら少しは負担が軽減されるかなーと思いますが、いかがでしょう？ちなみにマレーシアでは「観光VISAでの滞在は年間合計１８０日まで」が通説とされているので、それを超えた時点で再入国を拒否されるのでは？という懸念も…その辺りも職員に訊ねてみました。回答は、
「兄姉がペナンで学生VISAを取得していて、弟妹にも滞在の理由があるのだから、大丈夫。」
「入国時に短期間の滞在許可しかもらえなかったらこちらに来て。９０日間まで期限延長の処置をします。」
との事でした。
今回の職員の対応から推測するに「規定は変更になったけれど、イミグレとして救済策を講じる姿勢ではある」ように感じられました。ただ、どの国であってもイミグレの規定は突然変更されることも。そして職員によって話が違う、というのもマレーシアでは良くある事なのでご承知置き下さい…(- -;) 。また、お隣タイのビザランも厳しくなっている様です。今後、陸路だと２回目の入国は拒否される様になるのだとか。どこも年々厳しくなりますね（> <)
また付随VISAが再開されると良いのですが…新たな情報が入り次第、お知らせしたいと思います！
※こちらはあくまでペナン・イミグレーションオフィスに確認した内容です。VISA関連やインターの情報など、KL・ペナン・その他では異なる部分も多いのでご注意下さい。