マレーシアから世界とつながる

娘を7年ぶりに日本へ送り出した話、単身フライトで気を付けたこと

こんにちは!ペナンのMangoです。

前回の記事でも少し書きましたが、娘(17)が大学入学の事務手続きなどもあって、日本へ一時帰国中です。実は我が家はマレーシア移住以来一度も帰国しておらず、なんと7年2ヶ月ぶりの日本!

シンガポール経由の一人旅、頻繁に旅しているのでフライトは問題ないけれど、インター校〜中華学校とペナンで育った17歳に今の日本はどう映るのだろう…と、少々不安な気持ちで送り出しました。

日本滞在は1ヶ月だけですが、9月から大学生活で1人台湾へ行く事が急に現実味を帯びて感じられ、心配やら寂しさやらで、出発前日は車の運転で曲がる道や行き先を間違えたり…(汗)

「自立して生きる力をつけるのが子育ての最大目標」

だったのに、いざ自立した姿を目の当たりにしてオロオロ😂 空港ではハグしながら涙する母を「1ヶ月だけだから♡」となぐさめ(笑)娘はあっさりとペナンを出発…。

もう1人でちゃんと生きていけるんだ、大きくなったんだなぁと、しみじみ。子育ての終わりが近づいたことの嬉しさと寂しさが入り混じった、複雑な気持ちなのでした。

涙をこらえる母と笑顔で余裕の娘😅

1人旅の機内で心配だったこと

日本着1:00amの深夜便、単身のフライトで心配だったのが『機内でのセクハラ』です。あまり知られていませんが、密室の機内って意外にも痴漢やセクハラが発生しているんですよ…。

実例としてカナダ人ジャーナリストの「機内の隣席男性から若い女性がセクハラされた様子をCAへ告発した話」を読んでいた事もあり、以下に配慮しました。

・座席は通路側を指定(死角を作らない、すぐに逃げられる)
・乗車後は近隣席の乗客を観察し、気を配る
・何かあったらすぐに席を立ちキャビンクルーへ伝える

*カナダ人ジャーナリスト Jonanna Chiuさんの告発はこちら↓ご親切に @summer500la さんが日本語訳をつけて下さっています。ぜひ読んでみて下さい。

幸いにも娘はペナン〜シンガポール〜羽田の全フライトで広い最前列に変更してもらえ、しかも3列の真ん中は空席、1席置いた隣の東京在住ペナン人にはとても親切にしてもらったそうで、良かった…シンガポール航空の対応にも感謝です。

シンガポール航空の日本行き航空券、羽田深夜着はエアアジアとほぼ同額で30kgまで預け荷物OKだし、子供の単身フライトはエアアジア以外もチェックすべきだなと思いました。写真はKL-ペナンのエアアジアですがw

日本の痴漢と性犯罪について伝える

機内だけではなく、日本国内で毎日発生している痴漢の事も嫌というほど話し、やはり防御策を伝えて送り出しました。せっかくの里帰りにこんな話はしたく無かったけれど、日本は

『痴漢など性犯罪への認識と罪が甘い国』

なのは事実…(悲)私自身、中高生〜社会人になっても幾度となく痴漢に遭い、捕まえて警察送りにした経験もあります。その頃から異常だとは感じていたけれど、マレーシアの様な

『公共の場で性的描写が無い国』

で暮らすと、日本の異常さがさらに際立って見えてしまいます。例えば、

・卑猥な電車のつり革広告
・新聞や雑誌のヌード写真ページを電車内で堂々と広げる男性
・コンビニで子供の目の高さに陳列された成人誌
・誰もが目につく場所にある風俗店
・AVや水商売のスカウトに繁華街で声をかけられる

こういった事を『一切ゾーニングせず』、普通に暮らしているだけで突然飛び込んでくる日本…『女性を消費するカルチャー』にウンザリだし、まして子供の目にも過激な描写が入ってしまう。これ、政府がただちに規制すべき事と主張したいです。

*最近は成人誌の取り扱いを辞めたコンビニも出てきたので、ぜひ全国で取り組んで欲しいです!

と、こんな風に心配のあまりしつこく話して送り出しましたが、幸い今のところ被害にはあっていません(ホッ…)。性犯罪については、次世代の子供達を守る為にも大人の責任で大きく声をあげていきたいと思います。

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7年ぶりの日本、娘が送ってきた印象としては、

・気候が涼しくて最高
・女性はダボダボしたシルエットの服装が多い
・思ったより街中にWiFiある
・店員さんが丁寧過ぎ
・自分の日本語ヤバイ
・バスの「整理券」を初めて知った
・道に迷ってGoogle Mapでたどり着いた

など、母国なのに外国を旅しているような状態!また物が少ないペナンから行くと、東京周辺での買い物は楽しくて仕方のない様子です。まぁ想定内ですね(笑)

娘は両実家で祖父母と一緒に料理したり、ペナンで同じインターに通っていた親友宅にステイしたり。かつての自宅や通っていた小学校を訪ね7年前へタイムトリップもしているそう。ペナン移住後に生まれた4人の従姉妹たちとは初対面する予定で、また面白い報告が入ったら記事にしますね!



おまけ(笑)



娘がMango実家から発掘してきた写真。胴上げされる花嫁に「ママっぽい(呆)」との感想…(苦笑)

筆者:Mango(長塚香里)
2012年よりペナン在住。留学/移住コンサルタントとして日本人家族のサポートを始めて7年、独身時代にバックパッカーとして30ヶ国を訪れた後、子連れで旅を続けて16年目。実子(17歳長女・10歳長男)の日・英・中 トライリンガル教育経験を生かした「リアルで実践的なアドバイス」と「親子共に海外で自立するためのサポート」をペナンから提供中。
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