2023年5月10日
わが子が泣いていると、親としては心配になりますよね。
ちょっと注意しただけで泣いてしまう、ちょっとからかわれて、もう行きたくないと落ち込み涙する。
親としては、メソメソ泣いたり気を落として閉じこもるわが子を見て、
「このままでは本人が苦労する、もっと打たれ強くなって欲しい」
と願う方が多いかもしれません。
でも、涙をポロポロと流すお子さんの心の中には、様々な気持ちが渦巻いています。
悲しかった、嫌だった、注意されたくなかった、ほめてほしかった。
こんな風に、感じている可能性があります。
涙が出るのは「弱い」からではなく「気持ちを言葉にできず涙が出ている」としたら、どんな声かけができるでしょうか?
悲しかったんだね、嫌だったんだね、注意されたくなかったんだね、ほめてほしかったんだね。
お子さんの行動を正すのではなく、まずはこんな風に涙の理由を言葉にする手助けをしてあげてみてください。
お子さんが涙する理由は、弱いわけではなく、感受性豊かで、素直で、やさしくて、情熱的の証でもあります。
子どものうちは、自分の気持ちを表現する語彙がまだ多くはありません。だからこそ、「泣かないの!」と注意するのではなく、気持ちに言葉をそえてあげると、表現を覚えてくれますよ。
子どもにとって自分のお家は、安心して自分を出せる場所でもあります。家族が見守ってくれてい るという安心感があるから泣いちゃうんです。
年齢が上がるごとに表現が上手になり、感情のコントロールもできるようになって行きます。今は しっかり受け止めてあげて安心感を与えてあげてくだいね。