みなさんから寄せられる質問で特に多いのが「マレーシアの教育関連」について。
やはり移住先での教育、一番気になるところですよね。
そこで今回は、インターやローカル保育園の過去記事をご紹介しつつ、我が家のテーマである「DIYバイリンガル教育」の経過報告をお届けします。
子供たちがペナンに移り住んで1年3ヶ月、泣いたり笑ったり、喜んだり落ち込んだり、親子共々めまぐるしい毎日でした。一人ずつ経過を書いてみます。
※4歳息子は英語メインのローカル保育園へ通っています。
マレーシアの保育園基本情報はこちら、園の行事や人種構成についてはこちら
入園当初の英語力は、移住の半年前から始めたPhonicsのみ、という状態でローカル保育園に入園(phonics関連「日本でも出来る子どもの英語学習」の過去記事をご覧下さい)
毎朝泣きながら登園 → 迎えに行くと「楽しかったー♪」という日本の園でもよくあるパターン(笑)でもようやく慣れてきた4ヶ月目に、仲良くなったお友達が他国へ移住という危機を迎え、再び登園を嫌がる状態に逆戻り…。
園生活に慣れて精神的に落ち着いてきた頃。登園を嫌がる回数も徐々に減ってきました。ただヒアリング力はついてきたものの、園で自ら英語を口にするのは未だほとんど無い状態。家では気が向いた時だけWork Bookで勉強。
園で覚えた英単語を少しずつ口にするようになり、先生の指示はほぼ100%理解できるように。お友達とも簡単な英単語をつなげて喋れるようになってきました。
家に遊びに来た姉の友人など「日本語が通じない相手」に対して積極的に英語で話しかける姿が見られるように。(文法は間違ってたりします)
英語で独り言をつぶやいたり、日本語での会話中にも半分以上は英単語がMIXしている状態。園ではアルファベットの読み書き練習が始まり、気付いたらマンダリン(北京語)の数字や歌を覚えていてビックリ!
↑鉛筆の正しい持ち方も教えてもらい、少しずつ書けるようになってきましたよ!
一般的によく「語学は小さいうちから始めるほど習得が早い」なんて聞きますが、
息子の場合かなり遅めで、1年間は赤ちゃんの様にじーっくりと英語を聞いて貯金、その後少しずつアウトプットという感じでした。
語学の進捗は月齢や性別にもよるし、個人差があって当然ですよね。息子が園に慣れる事が一番と考えていたので、全く焦りはなかったです。ただ、移住当初に息子が何度も口にした、
「なんでマレーシアに引っ越したの?東京の保育園にもどりたい!」
という言葉には、かなり凹みました…原発事故による健康被害をきっかけに移住した我が家、幼い息子には理解できるはずもありません。でも、ことあるごとに少しずつ噛み砕いて説明し、
「ペナンの保育園で楽しいことをたくさんみつけようね!一緒にがんばろう!」
と話し、息子も少しずつ理解してくれたようです。今でも時々登園を渋ることはありますが、「東京に戻りたい」と口にする事はなくなりました。たくさんお友達も出来て、保育園生活を楽しんでいる様子に一安心です。
「言葉が通じない」という環境が、本人にとってどれだけストレスか…
それは容易に想像できるので、出来るだけ息子と二人の時間を持つようにしました。娘を学校に送り届けた後、登園前に公園やビーチで1時間ほど一緒に遊び、気持ちが落ち着いたら保育園へ、という日々が続いています。実はこれ、東京で夫がしてくれてた事なんですけどね^^;よく登園前に公園で遊んだり、運河沿いを散歩させてくれていました。
*来月5歳になる息子、実はインターでは今年の9月からYear1となりますが、あと1〜2年は保育園でお世話になって、Year2〜3辺りで編入させるつもりでいます。Year1=日本の幼稚園年長にあたり、少人数のローカル園の方がじっくり勉強を見てもらえる、何より学費が安く済むという目論みであります。マレーシアの保育園・幼稚園はお勉強型のところが多いのですが、今の園は程よく遊び+勉強、というスタイルなので、それも継続の決め手でした。
彼の今後の課題は、日本語の読み書き。
負担にならないよう今はまだ教えていませんが、時期を見て始めようと思っています。日本語が確立していない段階での英語教育、ここが悩みどころ…周囲の皆さんも同じ悩みを抱えているようです。
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ともかく、親の私に出来るのは子供とジックリ向き合い、心の変化をしっかり観察して受け止めること。コミュニケーションを取りながら、見守っていきたいと思います。
…長くなってしまったので、②娘編につづきます!