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2018年5月9日マレーシア総選挙と企業の好対応に学ぶこと

マレーシアの総選挙が5月9日(水)に行われると発表され、選挙の話題でもちきりのマレーシアです!9日(水)は祝日となり公立校はお休み。インター校などの私立校も休校の見込みです。

↓新聞 The Star の早朝発表。選挙期間は前回より4日間少ない11日間、と。

↓日本語サイトはマレーシアマガジンさんの記事から

上記で

雇用主は従業員が投票に行くことを許可しないといけないことになった

とありますね。

解説)マレーシアでは出身地で投票を行う人が多い為、地元から離れて暮らしている人は必然的に帰省で会社もお休みする事に。帰省=“Balik Kampung” (バリッ カンポン)と言います。(マレー語だけど、中華系もインド系もみんな使う)

Balik Kampung(帰省)について企業は…

投票時の帰省に関して、話題の企業がこちら↓

雇用主の責任として、サバ州とサラワク州の従業員を対象に投票日を含む5月7日〜9日の3日間を休暇とし、帰省の往復航空券代とRM300のお小遣いを支給する

※この会社はシャーアラム(首都KL近郊)にありますが、全ての工場職員がサバとサラワク出身なんだそう(KL ⇄ サバ&サラワク州、飛行機で約2時間の距離)

特別休暇3日間+帰省の往復航空券代+RM300(約¥8200)のお小遣い!!

太っ腹すぎる〜!5月(選挙)と6月(ハリラヤ:イスラム断食明けのお祝い)、2ヶ月連続Balik Kampungで交通費もかさむし、これは相当ありがたい待遇かと。

企業の好対応、その費用対効果

この記事はFacebookで回ってきて、どんな会社か気になってWebサイトを見にいきました。名前の通り大理石やグラナイトを扱う会社だそうで、我が家には全く関連無いのに思わずFacebook の企業ページ いいね!しちゃいましたね(笑)

コメント欄にも『従業員の募集枠ありませんか?御社で働きたいです』『自宅リノベーション中なんだけど、御社の製品をぜひ使いたい!』とか、宣伝効果UP↑↑↑のコメントが続々とあがっていました。企業側の返信は淡々としてて、『そんなつもりでやったんじゃ無いんだよ』的なのもまた良い!(勝手な想像)

従業員を大事にすれば満足度が上がり長く勤務、企業イメージUPにもつながり一石二鳥 ですね。

ペナンでも、長いスパンで物事を見て『損して得とる』的な発想の企業や人が多いです。私の周囲で商売に成功しているローカルの人たちは、例外なくそう。私も見習って、馴染みの会社・お店・人との繋がりを大事にしています。他より少々高くても、結果的に後から大きく得したり助けてもらえる事が多いと学んだからです。(日本に居た頃は『損する事』に敏感で、逆に大損してた気がします…苦笑)

前回の選挙では

5年前の総選挙の際、いろいろありました。『停電マジック』とか『外国人労働者にMyKAD(ID)が配られた』とか…(詳しくは、下記の過去記事参照)

外国人のMangoはもちろん投票権無し、口出しする立場でもありませんが、とにかくフェアな選挙が行われるよう願って止みません。子供から大人まで選挙に関心を持ち、自分の事としてしっかり捉えているマレーシアの皆さんです。

↓5年前のエレクションは、こちらの過去記事からどうぞ

2013年5月5日の総選挙

選挙後のペナンに思うこと