マレーシアから世界とつながる

可愛い子には "不自由な旅" を!(前編)〜ゆるり子連れ南インド

あっという間に11月、2014年も間もなく終わってしまいますね。早い!
ブログ更新がすっかり滞っていてスミマセンm(- -)m
9月以降は自分の体調不良、仕事の合間に娘の学校関連などで慌ただしい日々を送っていました。
そんな中、仕事で行き詰まったり家族が事故に遭ったり、お祓いが必要か?!というような出来事が次々に起こり、落ち込んでPCに向かうものの書けない、伝えたい文章が頭の中に降りて来ない、という状態が続いていました…。
お久しぶりなのに暗〜い始まりでゴメンナサイー。
自分自身をコントロール出来てるつもりだったのに、思った以上に消耗していたようです。
改めていろいろ考えると、公私共に自分のキャパシティを大幅に超えていたなーと。
でもワクワクの仲間や友人に話を聞いてもらい、アロマオイルの力も借りて元気を取り戻しました♫
これからは自分と家族の時間を大切に、少しだけワガママになろうと決めましたよー(笑)
さて本題の「不自由な旅」、なんじゃそりゃ?と思われるでしょうが、これMangoの子育ての中でとっても重要なキーワードなんですよ。何もかもが恵まれた環境の日本人にとって「不自由な経験」こそ最も必要な事じゃないかなーと。
8月に旅した南インドをご紹介しながら、お話していきますね。
・・・・・
南インド最大の都市・ケララ州はスパイス貿易で発展した貿易港を持ち、識字率90%だとか。(インド全体の平均は75.6%なのでかなり高い!)キリスト教、イスラム教、ヒンドゥ教などが混在するものの、宗教対立は少ない地域だそうです。
独身時代から数えて3度目、最後の北インドから実に14年ぶりのインド往訪でしたが、食べ物もヒトも南インドはだいぶマイルドだなーという印象。インフラもかなり整っています。
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↑コチ空港を出ると誰かを出迎える人たちが。女性がみんな民族衣装を着ていることで、インドへ到着した事を実感します!(ペナンのインド系の方々、祭事以外はジーンズやスカートの洋装なんです)
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↑これはタクシー。空港内にチケット売り場があり、距離に応じての定額制でした
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↑看板もTheインド!交通量は多いものの、北インドほどごちゃついた感じはしません。でもクラクション鳴らす回数はペナンより多めかな。
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↑観光地が集中している港町フォートコーチンまでは橋かフェリーで渡ります。ペナンのフェリーと同じく、車・バイク・人が一緒に乗りますよー!
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↑ホテルの前には陽気な運転手のトゥクトゥクがスタンバイ!
このトゥクトゥク、カワイイし観光にはもってこいなんだけど、土産物屋と運転手がグルw なので使い方がちょっと面倒…でも運賃はタクシーの半額以下なので、上手に使えばお得です。8月の南インドはモンスーンの影響で毎日雨が降ったので、安価で小回りのきくトゥクトゥクはとても助かりました!
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↑ポルトガル統治時代に建てられたサンタクルス聖堂。宗教建築は細かい装飾が美しくて、つい見入ってしまいます。
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↑ブレてますが聖堂内部、荘厳な中にもインド×ポルトガルのカルチャーMIXが感じられます。圧倒され、子どもたちもしばし呆然…Mangoひとりなら何時間でも居れそうです。
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↑バスコダガマの眠るSt.フランシス教会。フォートコーチンには古い建物がたくさん残っていて、今現在もミサなどで住民が使用しています。
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↑チャイニーズフィッシングネットなど、観光地としての見所もたくさん。
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↑新鮮な魚介類はすぐ近くの食堂街で調理してもらえますよ〜
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↑こちらはドビーと呼ばれる洗濯屋さん、インド特有の石台に叩き付ける洗濯方法です。水洗いやドライクリーニングなど、洗濯物はアウトソーシングでこちらに運ばれてきます。かなりの重労働と見えて、筋肉モリモリ引き締まったお体です!
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↑捻った2本のロープに衣類を挟めば洗濯バサミが不要!創意工夫が素晴らしいし、何より見た目が美しい!物が溢れている国では、こんなミニマルな発想は思い浮かばないかもしれませんね。
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↑ギッシリ詰まったアイロンの中身は、なんと炭!戦前の日本でも炭のアイロン使ってたそうですよ〜。
子どもたちは電気以外のアイロンを初めて見ました。私も実物は初めてです。エコでいいなぁ♫
実はペナンの洗濯屋さんもインド系のお店が多く、やはり「DOBBY」の看板を掲げています。炭アイロン使ってるかな?
旅先にお邪魔する礼儀として、その国の歴史背景を子どもたちと一緒に学ぶことにしています。
時々「ママの話長い!くどい!」と怒られることもありますが(^^;)概ね興味を持って聞いてくれます。
今回はカースト制度やプランテーション労働などで他国へ渡ったインド人について話しましたが、
クラスメイトにインド系の生徒がいる娘は、特に興味深い様子でした。
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↑新聞・雑誌のスタンド
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↑圧巻のフルーツスタンド!
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↑八百屋さん。殆どの女性がパンジャービドレスやサリーなどを着ていました。
実はMango、日本ではアンティーク着物に関わる仕事をしていたので、旅先での民族衣装チェックも大きな楽しみ♫
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↑街中をウロウロしているヤギが可愛くて、動物好きの子どもたちは「ペナンで飼おう♡」としきりに言ってました(ムリ!)
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↑スパイスの貯蔵庫として使われている建物、1階では大量のターメリックを仕分けしていました。
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↑2階はスパイスマーケットになっています。でも観光客用なのか、少々お高めでした^^;
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↑窓ガラス無しのバスがほとんど。割れてるんじゃなくて、風通し良く最初から窓無しw
雨が降ったら防水っぽい布を下げますが、座席はびしょぬれ!でも誰も文句言ってなかったですね。
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↑センスの良い土産物屋さんや旅行代理店が並ぶ一角。
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↑画廊やカフェなども点在し、旅行者に人気のエリア「プリンセスストリート」。ペナンのジョージタウンを縮小した雰囲気です。
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↑変顔の息子が写ってますがw 壷焼きのビリヤニが絶品!ほぼ毎晩食べてました(本来はお昼に食べるものだとか)ノースパイシーと伝えれば子どもでも大丈夫^^
ペナンのインド料理店は南インドがルーツと言われてますが、現地で食べたバナナリーフカリーやビリヤニ、微妙にお味が違いました。海を渡ったお料理は、その土地と交わって変化するものなんですね。そんな違いを発見するのも旅の楽しみです。
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↑住宅街に宿を取ったので、生活風景を見る事ができました。自宅まで魚屋さんが売りに来てくれます。
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↑女子中学生の通学風景。耳の上で三つ編みお下げ、黒いリボンが清楚で可愛いんです!男女別のセカンダリースクールが近所に幾つかありました。
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↑こちらはバスから見た通勤風景。民族衣装+リュックが印象的です。奥の建物はフォルクローレミュージアム、時間が無くて訪問できず残念!
…と、この辺りまでほぼ問題なく、ゆるゆると親子3人南インドを楽しんでおりました。
古い建物に気分上がりっぱなしだし、ホテルのヒトもすごく親切だし、乗り物好きの息子はトゥクトゥクで御機嫌、行きたい場所もほぼ周れたし。ちょっと大変だったのは、慣れてるはずのインド英語に予想以上に苦戦したこと、乗り継ぎのKLIA2で野宿して眠れなかったことくらいで(笑)それほど不自由な思いもせず…?
あらら、これじゃ旅の目的が果たせない?!
いやいや、やっぱりありました。不自由というか、自分たちは外国人なんだなーと気付かされることが。
そしてマレーシアの素晴らしさも改めて実感することが出来ました。後半へ続きます!